love letter # 41 上の空

キミの話を

上の空で聴いて

10メートル先のコンビニか

15メートル先のコンビニに

どちらに行くか

迷ってる夏の交差点

ふと我に返って

キミに顔を向けると

なんだかずいぶんと

懐かしい感じがした

ぼくは今までどこにいたんだろう

 

 

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love letter # 40 龍

自分勝手で

わがままな

冷たい炎を

まとった龍は

暗い湖のそこで

眠っている

20年に一度

彼は目を覚まして

近くの火山を

噴火させ

溶岩は街を焼き付くす

その力の使い道を

その龍はまだ知らないから

身体の中に

その力を保てなくなって

20年に一度

爆発させてしまう

どうすればいいのだ

焼き尽くされた街を

見ながら

龍はまた眠りにつく

 

 

 

 

 

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love letter # 39 小屋作り

土地をならして

穴をほって

束石をいれて

水平をとって

根太を渡して

コーススレッドを

打ち付けて

合板を張って

断熱材をいれて

また合板を張る

まだまだ

やることは

残っている

果てしない物語が

続いている

夢を見て

形にしようと

動き始めて

その過程の中で

いろんなことが起こって

描いたはずの夢に

霧がかかったこともあれば

夢に見たままの

現実を見たこともある

ここから先

まだまだ続きがある

どんな夢を見るのか

そのビジョンに

もっともっと集中して

目を凝らせば

耳をすませば

見えてくる

聴こえてくる

それを言葉にして

形にして

いつかじぶんが

想像した以上の

夢見た以上の

世界がやってくる

そう信じて

現実にしていく

パワーを使っていく

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love letter#38 くっついて離れて

君が楽しそうにしているだけで

なんで僕も楽しくなるんだろう

なんでもないようなやり取りも

色とりどりの色彩を帯びるよ

君が悲しそうにしてるだけで

なんで僕は悲しくなるんだろう

じぶんを見ているみたいな

気分になるからかな

遠い昔の昔

僕らは約束

してたのかもしれない

離れ離れに生まれてしまうけど

時間をかけて

心をひとつにしようね

くっついて離れて

離れてくっついて

互いに愛を確かめあって

くっついて離れて

離れてくっついて

少しずつ心を合わせるんだ

ふたりでひとつになってくんだ

たまにはひとりになりたくなって

柄にもなくカウンターで飲んだりしても

結局は僕の頭の中で

君が泣いたり笑ったりしている

遠い終わりの始まり

僕らの交わり

予知してたかもしれない

離れ離れになってしまっても

大丈夫だよ

結び目はここにあるから

くっついて離れて

離れてくっついて

互いに愛を確かめあって

くっついて離れて

離れてくっついて

心を合わせてゆくんだ

ふたりでひとつになってくんだ

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love letter#37 千手観音

僕らが生きるこの世界は

なんとうまくできてるんだろう

空には千手観音のように

無数の手が浮かんでいて

すべてを動かしてくれるんだ

無限に広がる可能性の中で

寸分の狂いもなく

その手は与えてくれている

その手に

何を望んでいるのか

はっきりと思い出すこと

意思を強く持てば持つほど

描いた未来へと運ばれてゆく

さぁ、思い出そう

何を望んでいるのかを

どんな世界を見たいのかを

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love letter # 36 再会

再会したのは

何か意味があるのだろうか

ずいぶん前に一度会ったきり

だけどよく覚えている

屈託のない笑顔で

まだ幼さが残っていた

今ではもう

すっかり大人になったけど

僕はほとんど何も知らない

たまたま訪ねた友人の家で

見知らぬ誰かの

だけどどこか懐かしい

古いアルバムのページを巡れば

次のページではもう

10年程の時間が経っていた

そんな気分だ

ぼくらの人生の時間は

同時進行で流れていて

時に交差して

互いに作用しあったりする

それぞれが

意図的に

あるいは気づかぬうちに

大切な

役割を果たしていたりする

 

 

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love letter # 35 自画像

「大切にしたい」だなんて

ぼくの思い込みで

美しかったものが

完璧だったものが

何かの拍子に

汚れてしまったら

壊れてしまったら

すべて取り替えて

焼き払ってしまいたくなる

大切にしてたもの

守りたかったもの

温かかったものが

ぜんぶスッと冷めている

誰もぼくを知らない場所へ

またゼロにして

美しいものだけ

完璧なものだけを

見ようとする

だけどわかっている

本当に

目を逸らしているのは

汚れたじぶんで

壊れたじぶん

そして

そんな自画像を

ぼくは消すことができない

ほんとうの意味で

焼き払ったり

取り替えることはできない

汚れてるじぶんを

壊れてるじぶんを

愛することができれば

 

 

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love letter #33 バットマン

己の持つ力への恐怖

怒りへの恐怖

善や悪を成し遂げる

強い意志への恐怖

恐れは五感を支配し歪める

彼は最大の恐怖と

向き合って

暗闇を味方につけ

恐れとひとつになり

人間を越えた存在になった

でも彼はその力を

復讐のためには使わない

正義のためでもない

大切な故郷を守るために

希望のためにその力を使う

 

 

 

 

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love letter # 32 ヌーディストビーチ

心の中にあることを

なんでもかんでも明かしてしまうと

この世界は大混乱になってしまう

かもしれない

とみんなが思ってるから

なんでもかんでも明かしてしまうなんて

ことはまずない

だけど

本当はもっともっと明かしたい

みんな実はそう思っている

なんでも明かすことが出来る場所

なにを明かしたって大丈夫な場所

安心してさらけ出せる場所

ヌーディストビーチみたいな

そういう場所を

みんな求めているのかもしれない

 

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