love letter #100 想像しないと始まらないけれど、 想像を超えたところに行くのだろう。

年始に立てた目標を

年末になって見返してみたら

そういえばこんな目標も立てたなぁと

ずいぶん遠い昔のじぶんに

そうはいってもねと、言い訳したくなったり

ちょっと夢見すぎだろと突っ込みたくなったり

おれもなかなかやるだろう、と自慢してみたり。

どうせ立てた目標の半分も達成できないなら

最初から二倍の目標を立てておいたほうがいいなと

ろくでもないことを考えてみたり。

予期も想像もしていないことで

大きなうねりのなかに飲み込まれて

荒波に揺られて気がついたら

目的地より遥か遠くに来ていたり。

遠くを見るのと同じぐらい

じぶんの真ん中をぶらさないことが

大事なんだだということを知ったり。

どこに向かっていくのか。

想像しないと始まらないけれど、

想像を超えたところに行くのだろう。

 

 

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love letter #98 夕暮れに飛び立つ鳥たちよ

夕暮れに飛び立つ鳥たちよ

夜の闇に消えて明日を探す

偽物の光で命を落とした

亡骸の墓場には近寄るな

そこに群がればいずれ

お前も命を落とすだろう

黒い雨に打たれぬように

羽をもがれぬように

飛び続けるのだ

太陽を探して

本当の光を探して

 

 

 

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love letter #96 ずっとやりたかったことを、やりなさい

窓から差し込んだ光が

虹の玉を作っている

時計の針は

時間を刻もうと必死だけど

時間はすり抜けていく

神様のマイクのミュートが外れて

ずっとやりたかったことをやりなさいと

語りかけてくる

年は明けようとしている

僕は変わろうとしている

大きなうねりのなかで

酔いそうになりながら

正中線をぶらさずに

前に進もうとしている

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love letter # 95 そんな青色の日々が続いていきますように

胸の高鳴りに

素直になれたこと

純粋に夢中になれたこと

キミと真剣に遊べたこと

青い湖があったこと

愛する仲間がいたこと

ぼくがぼくでいれたこと

きみがきみでいれたこと

みんなの家ができたこと

そんな青色の日々が

続いていきますように

 

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love letter # 94 ブラブラ病

電磁波だらけのこの街で
気づけば呼吸が浅くなってる
人生の大半をスマホの中で
気づけば暮らしているその怖さよ

電波塔の周りで鳥たちは死んでる
原因不明の病は増えて続けている

今日もなんかダルいな頭がいたいな
今日もなんかダルいな喉がいたいな
僕らはブラブラしているスマホの中で!

今日もなんかダルいな頭がいたいな
今日もなんかダルいな喉がいたいな
僕らはブラブラしているスマホの中で!
僕らはブラブラしているスマホの中で!

 

 

 

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love letter # 93 終わりは始まりだ

さようならを迎えたのは始まりと同じぐらい突然だった

はじめましてで出会ったのにはじめましてな感じがしない

待ち合わせをしていたみたいに僕らは出会って

期限付きの恋愛みたいにまたさようならをする

泣いて笑って過ごした時間に生まれてきた意味を知った

鳥肌が立つようなシンクロは前世から知ってたみたいだ

さようなら さようなら さようなら 本当はこれが始まりだ

さようなら さようなら さようなら 終わりは始まりだ

 

 

 

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love letter #92 そんなことよりも

もしもじぶんを育ててくれた母親が

土砂崩れで生き埋めになっていたら

死に物狂いで助けるだろう

テレビ局が沢山やってきて

僕らが泣き叫んで

必死で助け出そうとしている姿を撮影している

その映像は放送局まで運ばれて

そこからお茶の間に配信される

芸能人のスキャンダルと

スポーツニュースの間に

映像は流されて

キャスターが少し神妙な面持ちでコメントする

「では、次のニュースです」

そうして流れていく

お茶の間の空気も簡単に変わっていく

「そんなことよりも」

下がり続ける株価が気になるし

来週は大事なプレゼンテーションだし

週末遊びに行く予定を立てたいし

いちいち気にしていられないよ

それよりなんで最近ネットが圏外になりやすいんだ

それをどうにかしてくれよ

どこか遠いところで原発が爆発しようが

他人の家が空爆されようが

温暖化で北極が消えようが島が沈もうが

土砂で辺野古が埋め立てられようが

「そんなことよりも」

「そんなことよりも」

「そんなことよりも」

いつか自分の上に土砂が降ってきて

その重みで息もできないぐらい苦しんで

助けてほしいという声もだせないまま

「そんなことよりも」

助けてくれ

「そんなことよりも」

助けてくれ

「そんなことよりも」

助けてくれ

その声は呆気なくかき消され 呆気なく消えてていく

 

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