love letter #55 小さな男の子

フェスティバルで

小さな男の子が

後ろから

ぼくの足に抱きついてきて

一瞬ビックリする

今、初めて会ったはずなのに

そこにはまったく境界線がなくて

距離がなくて

違和感もない

彼はにこにこと笑いながら

ぼくの足に抱きついている

手を差し出すと

彼は手を握ってくれた

しばらくぼくの身体に

登ったりひっくり返ったりして

遊んでたけど

名前を聴いたら

どこかに行ってしまった

ほんのわずかな時間だったけど

調和を

体験したような気がした

名前はないほうが

分離をうまないのかもしれない

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