love letter # 51 ノート

古いノートをめくれば

何日か続けて

途中でやめた日記や

完成しなかった歌の歌詞や

何かの拍子にメモしたアイデアなんかが

十数ページ続いて

あとは全部白紙になってる

情熱が文字に宿ってるかと思えば

かったるい走り書きだったりして

よく見れば

今と同じようなことで悩んで

あのとき何かを決めたような意気込みも

ノートの裏に映るほどではなくて

現実を変えるほどではなくて

そして今

それから先の未来は

もうとっくに過去になっていて

もうほとんど覚えていない

このノートの余白が埋まるぐらいに

書ききっていたら

続けていたら

情熱を注ぎ続けてたら

何かが変わっていたのだろうか

少しは変わっていたのだろうか

今はもっとクリアに

何かが見えていたのか

気恥ずかしさと哀しさと懐かしさで

目を当てるのも眩しく

青いそのページたちを

一枚一枚破いて

引き出しの中に無造作にいれた

中身が白紙になったノート

タイトルだけは消せないまま

あの時、終わらせてしまった

でもまだ終わっていない何かの

続きに何かを描いてみよう

今度こそ描き続けてみよう

たとえまた

白紙に戻してしまいたくなる

ときがくるとしても

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